長野県駒ヶ根市を南北に流れる天竜川の東、高烏谷(たかずや)山麓の火山(ひやま)地区に「フルーツファーム かえるのポッケ」はあります。

標高700mの当園からは、雄大な中央アルプスを真正面に捉え、眼下には伊那谷の景色を一望することができます。

わたしたちの暮らす駒ケ根市では、春から秋にかけて様々な場所で「かえる」が登場します。かえるの何気ない仕草に出会うと、思わず見入ってしまい、癒しの時間をもらっています。

おいしいフルーツもわたしたちの毎日の暮らしの中に癒しを与えてくれます。

疲れている時にはフルーツの甘味から元気をもらい、暑い日には喉を潤し、小腹がすいた時には優しくお腹を満たしてくれます。

みなさんにとって、フルーツが毎日の暮らしの中のちょっとした癒しになって欲しい、そしてポケットやカバンに入れて持ち歩いているお気に入りの飴やお菓子ように、いつでも気軽に食べてもらえる存在になったらいいな、そんな願いを込めました。

「かえる」は環境の変化に影響されやすく、自然環境調査の中で環境指標種にもなっています。

かえるがのびのびと暮らす環境を壊さないように、生物多様性を守り持続可能な農業を行っていくことが大切だと考えます。

そのために、除草剤を使わない草生栽培を行い、化学肥料を使わず、環境に配慮した果樹栽培を行っていきます。

かえるのポッケでは「気軽に買える、手軽に食べられる、おいしいフルーツ」をキーワードに果樹栽培と販売に取り組んでいます。

かえるのポッケでは、贈答用や家庭用といったランク分けを行いません。

贈答用の詰め合わせを作るには、仕分けや梱包など、フルーツの味とは関係の無いところで作業が増え、価格が上がってしまいます。

このランク分けを無くすことで、シンプルにおいしさを追求した「かえるのポッケ」のフルーツを、できる限りお求めやすい価格で提供させていただきます。

フルーツをいかに手間なく手軽に召し上がっていただけるか、その方法を模索し、ご提案いたします。

また、手軽で食べやすいフルーツ(丸ごと食べられる、カットしやすい、持ち歩きやすい、傷みにくいなど)の品種を今後増やしていく予定です。

ここ火山地区には、高い標高、西日がたっぷり当たる傾斜地、果樹栽培に適した土壌など、おいしいフルーツが育つ条件が揃っています。

そして、かえるのポッケでは味に関することには手間を惜しみません。

例えば一番手間のかかる摘果作業(=果実を間引くこと)は、実に養分を送る葉の枚数は足りているか、養分が貯まる枝に結実しているか等、一つ一つ確認しながら、厳選した果実を残しています。